このページでは内装工事についてご紹介していきます。
パーティション設置のページからさらに深堀りしてご紹介していきます。
一般に造作壁とは骨組みとなる軽量鉄骨(LGS=ライト・ゲージ・スチール)に不燃材料である石膏ボードを貼りつけ、 様々な仕上げを施した壁を指します。
仕上げ材は種類が多く、この仕上がりが印象を大きく左右します。
オフィスはもちろんのこと商業施設などの建物にも活用されており、最近は大きな倉庫や工場内の事務所・休憩所を建てる際にも用いられています。
△骨組みになるLGS
△石膏ボードを貼りつける
△パテ打ちで表面を均す
△クロスで仕上げ
壁面の装飾工事は空間の印象を大きく変えます。
エントランスの内装にこだわるお客様はとても多く、他にも応接室や会議室、リフレッシュスペースなど、その空間に合った装飾を施すことで業務の効率が上がったり、場の空気づくりをしてくれます。
LGSの仕上げはクロス(壁紙)が一般的ですが、パーティションですとシートを直貼りすることで仕上げとすることもあります。
またタイル調の装飾材はパーティションには直接取り付けることができないため、ほとんどの場合はパーティションの上に石膏ボードを貼りつけ、その上に装飾材を取り付けます。
△タイル調の仕上げ
シートで空間を演出▷
△パネルごとに貼り分けられます
△扉に施工することももちろん可能
足下の装飾はあまり目立つものではありませんが、空間の雰囲気づくりに大きく貢献しています。
床材は壁の装飾材と同様に種類が非常に多いです。標準的なタイルカーペットから木目のフロアタイル、コンクリート調のものまで価格も様々です。長尺シートといった汚れにくい素材でできていたり、防水性などに優れていたりするものもあります。
床材の下にはOAフロアと呼ばれるものがあることもあり、配線を隠して見た目をすっきりとさせてくれます。(下・一番右の写真参考)
△▷
床材の貼り分けでも
空間を仕切ることができます
△シンプルなタイルカーペットでも
貼り分けで空間を演出できます
△タイルカーペットの下は
こんなふうになっています
※物件によります
△ジプトーン
こちらでは天井の仕上げ材の種類についてご紹介します。
まず、在来天井と呼ばれる最も普及している天井の仕上げ材として「化粧石膏ボード」と「岩綿吸音板」があります。
化粧石膏ボードは表面の処理が済んでおり、そのまま天井に貼ることができます。吸音性に優れており、コストダウン・工期短縮も可能な仕上げ材です。吉野石膏の「ジプトーン」がよく知られています。
岩綿吸音板は岩綿(がんめん・ロックウール:天然鉱物由来の繊維)を主原料とした吸音板です。こちらもよく知られているのは吉野石膏の「ソーラトン」です。表面に仕上げをしてあり、吸音・断熱・耐火性に優れています。
続いてシステム天井です。システム天井も広く普及している吊り天井の一つで、主に「ライン型」と「グリッド型」の2種類があります。
グリッド型は天井下地が格子状に組まれ、そこに仕上げ材や照明がパネルごとにはめ込まれています。部分的に交換できるのでメンテナンスしやすい一方、基本グリッドに沿って間仕切を設置する必要があります。
ライン型は天井の仕上げ材と照明などの天井設備が一体化したものがライン上に配置されています。
機器類の位置を変えられるのである程度柔軟にレイアウト変更ができますが、照明器具などが組み込まれているため向きを変えることが難しいです。
△ソーラトン
△グリッド型天井
△ライン型天井